星野耳鼻咽喉科睡眠呼吸センター
兵庫県西宮市田中町3-1
エイヴィスプラザ総合医療フロア
■阪神西宮駅 徒歩1分 南側正面
■阪神芦屋駅から6分
■阪神尼崎駅から15分
日常で使用している電気製品と使い勝手は変わりません。
コンセントにつないでスイッチオンです。また、持ち運びができるほどの大きさですから、生活に支障を来たすことはありません。
睡眠時無呼吸のための治療ですから就寝時に使用します。
ちょっとした昼寝でも使用いただくのが理想です。
よって、旅行に行く時も入院する時も使用してください。
使用時間は一晩中で、夜寝てから朝起きるまでです。
最低の目標としては、4時間以上ということでお話させていただいております。
口を開けてしまうと加圧された空気が漏れ出てしまい、苦しいだけではなく充分に気道を広げることができません。朝起きた時に喉の渇きがある人も口を開けている可能性があります。
不快を感じるだけではなく、治療効果も半減してしまうので良いことではありません。 しかし、CPAPを使用する患者さんの多くは自然に口を閉じるようになります。安心してください。それでも口を開けてしまう方には、口にテープを使用する。または、チンストラップという紐を使って口が開かないようにします。
場合によっては、マウスピースを併用していただくこともあります。
マウスピースを装着することで口を開かないようにし、気道確保を維持するためのCPAPの圧力を下げることもできます。
多くの場合、鼻づまりが原因となるため、当院では、積極的に鼻のレーザー手術などを日帰りで行います。 鼻づまりはCPAP治療の妨げになりますし、睡眠時無呼吸の程度を悪化させます。
吐く時にも加圧された空気が変わらず供給されているためです。
これは二酸化炭素を再呼吸しないために必要な圧です。
あせらず、慌てず、口を閉じ、ゆっくりと呼吸してください。一定といっても、吸う時吐く時の違いには順応します。また、ラクに吐き出せる機能を有した装置もありますので、必要に応じて選定していきます。
鼻水がでる、乾燥する・・・よくある訴えです。
鼻呼吸に専念いただくCPAP(鼻CPAP)ですので、使用不可能になります。
CPAP装置は、鼻の中に強制的に乾燥した、冷たい空気を流します。鼻には冷たさを感じて脳に情報を送るセンサーがあり(文献3)、鼻はそれを100%近くに加湿し、体温近くまで加温して肺に送ります。
その状況に対応するため、鼻粘膜の血流量が増え、くしゃみ、鼻水、鼻づまりと、まるでアレルギー性鼻炎のような症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)になります(アレルギー性鼻炎との鑑別は、鼻水の中の好酸球という細胞を調べる簡単な検査でわかろことがあります。約2~3分です)。
よって、鼻づまりを軽減させるには加温と加湿両方が必要になるということです。
環境改善に取り組んでいただくこともあります。
室内に加湿器を置いたり、濡れタオルを干してみたり。室温を上げてみたり、エアチューブを自身の布団の中にいれてみたりなどです。また、装置専用の加温加湿器がありますので、それをお使いいただくこともあります。
患者さんに合ったマスクを選定し提供しているはずですが、実際の使用となると不具合がでてきてしまうことはあります。それぞれのマスクの特性もありますので、まず、装着方法が合っているか確認し、マスクからの漏れもなく顔にフィットしているか拝見させていただきます。
マスクのフィット感はヘッドギアのしめ具合も大きく影響します。ポイントは、『ゆる過ぎず・きつ過ぎず』です。何事も程ほどは良いということです。
また、マスクの種類は多数揃えていますので、その都度対応させていただきます。
さらに、マスクは消耗品ですので、劣化によりフィット感が悪くなることもあります。
その場合は交換させていただきますので、ご相談ください。
マスクがしっかり装着されていないまたは、口が開いてしまうことで充分な圧力がかからずにいびきや無呼吸がでてしまうことがあります。
もしかすると、圧力が不十分なのかもしれません。
月々、その使用状況及び、症状等に関しましては確認させていただきますので、その他お気づきの点がありましたらご相談ください。
また、定期的にPSGを受けて、詳細な状況を確認させていただくことをお勧めいたします。
いろいろな状況が考えられます。マスクを装着する違和感や圧迫感、漏れからくる不快感、圧力の過不足や変動からくるものが挙げられるかと思います。また、慣れによるものもあるようです。
お話を聞きながら対応させていただきます。ご相談ください。
寝ている間に過剰の空気を飲み込んでいるのです。
口を開けてしまう、処方圧が高すぎる等が考えられます。
圧力の再調整あるいは、吐く時に圧を下げる降圧機能の使用が効果的かもしれません。また、慣れも関係していますから、様子を見ながら治療を継続していきましょう。
よく質問される内容です。
睡眠時無呼吸が肥満由来であれば、減量により改善し離脱できるかもしれません。しかし、日本人の場合、肥満だけではなく骨格(特にあごの発育)の問題もあるためCPAP治療から離脱することはなかなか大変です。CPAP治療は、きちんと行えば副作用も少なく、非常に安全な治療法です。
多くの場合、長いお付き合いになります。
無呼吸低呼吸が他の治療(マウスピースや手術)や生活スタイルの変化(減量)で無くならない限り、CPAP治療の離脱は難しいでしょう。治療をやめると元の状態に戻るため、脳血管系や循環器系のリスクも再び出現します。
CPAP治療を離脱する際は、確認のためにPSG検査を受けていただくようお願いいたします。
非常に重大な問題です。
耳鼻咽喉科領域の腫瘍が原因なのかもしれません(文献3)。ご相談ください。
元々自覚症状がなかった人は、治療をしても効果を実感いただけないかもしれません。しかし、使用状況(コンプライアンス)が良好であり、睡眠時無呼吸によって引き起こされる病態(高血圧、高脂血症、不整脈等)の緩和が少しでも見られるのであれば治療は順調に行われている証明となります。また、ベッドパートナー等による、他覚症状の変化も確認してください。
CPAP治療は、睡眠時無呼吸症候群の対処だけではなく、それによって引き起こされるであろう様々な疾患の予防あるいは、現状維持を目的としているところもあります。
変化が実感できなければ、治療の目標を見失うかもしれません。決して無意味なものではありません。自覚症状の変化がないとしても安心して治療を継続してください。
CPAPを問題なく使用できているのであれば、その他の要因が考えられます。
使用日数や使用時間が短いあるいは、睡眠時無呼吸以外の疾患(睡眠障害)があるのかもしれません。
後者の可能性があれば、詳細な検査(PSG)を受けていただき、再度確認する必要があります。 また、圧力や機器が適正なのかも関係しますので、確認のためやはり、PSG検査を受けていただく方がよいかと思われます。
マスクは消耗品です。使用していく内に古くなり素材が変化してしまうものです。
ひどい場合は、CPAP治療の妨げとなるため変化に気づいたらお早めにご相談ください。
使用上の問題がなければ、交換させていただきます。
(月々お支払いいただく費用に含まれておりますので別途お支払いいただく必要はありません)
CPAP療法は、各メーカーより拝借した機器を医療機関よりさらにお貸しするといった形で行われ、その費用は保険診療で賄われております。
使用する条件として、月1回の定期受診が義務付けられるわけですが、患者さんの生活スタイルによれば、それが困難な場合も多いにあるかと思われます。
月々の使用状況の把握は大変重要なことですので、できればお越しいただきたいのですが、長年使用していて特に問題がないのであれば、わずかな配慮は可能だと思われます。
通常は販売という形はないのですが、当院では対応できるよう努めさせていただいております。
ご相談ください。
休診日:土曜午後・日祝祭日
※午後の窓口での受付は6時30まで
※金曜・土曜は、院長 星野哲朗、
医師 星野忠彦の2診体制となります
〒662-0973
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