星野耳鼻咽喉科 睡眠呼吸センター

西宮  睡眠時無呼吸症候群の研究情報

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星野耳鼻咽喉科睡眠呼吸センター

兵庫県西宮市田中町3-1

エイヴィスプラザ総合医療フロア

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「エイヴィスプラザ地下駐車場」をご利用ください。
診察後、1時間駐車券を受付にてお渡しいたします。
※診察を受けられていない場合(受付対応または看護師・検査技師対応のみ)は お渡ししておりません。

星野耳鼻咽喉科 星野哲朗
星野耳鼻咽喉科睡眠センター
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「シフトワーカーの皆様の現状と健康への影響についての調査・研究」について

 

当センターでは、シフトワーカーの皆様の現状と健康への影響についての調査・研究を行います。
この調査・研究は、「睡眠負債」という言葉を日本に広めたスタンフォード大学の西野精治教授、産業医科大学の丸山崇教授、国士舘大学の和田匡史教授らと共同で行います。
内容については下記のとおりとなっております。

1.研究課題名

シフトワーカーの現状と健康リスクの実態調査研究;ケース・コントロール研究。

2.研究活動等概要

日本では、2割以上の労働者が夜勤を含む交替勤務(シフトワーク)に従事している[1] 。シフトワークに従事することにより、体内リズムと生活リズムのズレが生じ、人間本 来の生体リズムに反した働き方である[2-7]。近年の研究により、シフトワーク従事者 ではこのズレが持続することで、生活習慣病、悪性腫瘍などのリスクが高まることが明らかになっている[4, 5]。

一方で、シフトワークは社会機能を維持し、グローバルなビジネス環境に対応するため に必要な働き方である[1]。

実際の医療機関を受診される方の中で、シフトワーク従事者がどれくらいの割合を占めるのか、またシフトワークが疾患リスク、健康、作業能率、事故などにどれくらい影響 を与えるのかについての研究は限られている[8, 9]。
本ケース・コントロール研究で は、睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害で診療された患者を対象にアンケート調査を行 い、シフトワーク従事者の割合を調査し、シフトワークによる疾患リスク、健康への影響、作業能率、事故との関連性を分析する。また、不規則なシフトワークが睡眠障害の 治療の障害要因になっているかについても調査する。
得られたデータを基に、シフト ワーク従事者の健康対策を提案することを目的としている。

  • 厚生労働省「第11回雇用の均等・職場環境等に関する世論調査」
    https://www.mhlw.go.jp/content/11901000/000990645.pdf.
  • Knutsson, A., Health disorders of shift workers. Occup Med (Lond), 2003. 53(2): p. 103-8.
  • P, K., et al., Validation of a subjective symptoms questionnaire for monitoring the well-being of individuals on changing shifts. Arch Occup Environ Health, 2007. 2007(80): p. 4.
  • 佐藤克己, et al., シフト勤務における健康管理と心理的ストレス対策. 日本産業医 学会雑誌, 2016. 68(1): p. 8-15.
  • 柴田博一, シフト勤務者の健康管理に関する研究動向. 医学のあゆみ, 2015. 256(1): p. 53-57.
  • 田中真理子, 関谷直也, and 関根克也, シフト勤務者の健康管理 : 健康調査の結果 から. 日本産業衛生学会雑誌, 2006. 45(1): p. 1-8.
  • 藤川純也, シフト勤務と健康 : 定時勤務との比較検討と生活習慣病予防のための労 働衛生対策に向けて. 労働衛生, 2012. 38(2): p. 81-86.
  • Loef, B., Van Baarle, D., Van Der Beek, A., Sanders, E., Bruijning-Verhagen, P., & Proper, K. (2018). Shift Work and Respiratory Infections in Health-Care Workers. American Journal of Epidemiology, 188, 509 - 517.
  • Åkerstedt, T., & Wright, K. (2009). Sleep Loss and Fatigue in Shift Work and Shift Work Disorder.. Sleep medicine clinics, 4 2, 257-271 .

3.研究方法

A.対象者

共同研究グループ各医療機関において睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害で診療された患者

 

B.共同研究グループ医療機関

ひがみ耳鼻いんこう科・いびき睡眠クリニック(樋上弓子、樋上茂)
スタンフォード大学医学部睡眠生体リズム研究所(西野精治主任教授、田上可桜)
早稲田大学睡眠研究所 (西多昌規教授)
産業医科大学第1生理学教室 (丸山崇教授)
太田睡眠科学センター(千葉伸太郎教授)
川崎医科大学附属病院耳鼻咽喉・頭頸部外科(原浩貴教授、小森正博)
産業医科大学病院及び関連医療機関(北村拓朗准教授)
鳥取大学医学部附属病院頭頸部診療科群(耳鼻咽喉科・頭頸部外科)(片岡英幸教 授)
ふくおか睡眠クリニック(村島浩二) 大岡医院稲荷診療所(大岡久司)
星野耳鼻咽喉科睡眠呼吸センター(星野哲朗)

 

C.調査方法と調査内容

Googleフォームを使用してアンケート調査を実施する。

①シフトワーク従事者の割合

②シフトワークによる疾患リスク、健康への影響、作業能率、事故との関連性

③不規則なシフトワークが睡眠障害の治療の障害要因になっているかを調査

 

D.データ収集と匿名化について

本研究では、Googleフォームを使用してアンケート調査を実施するにあたり、個人情報の管理を徹底する。
カルテの内容と照合した後にIDを 振り分けて数値化して匿名化する。
これにより、個人が特定されないよう配慮 し、収集したデータは厳重に管理する。
個人情報の取り扱いについては、関連する法規制を遵守し、プライバシーを保護することを最優先とする。

4.研究期間

2025年2月1日〜2027年1月31日

5.研究活動等における倫理的配慮

A.対象とする個人の人権擁護

本研究を行うにあたり、最新の「ヘルシンキ宣言」「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」を遵守する。本研究の研究目的や方法、結果の処理に ついてはアンケート調査実施時に文書とオンライン上で説明する。本研究結果は研究の目的以外には使用しないこと、データの管理は数値化などの方法をとることに より個人が特定されないよう十分に配慮する旨、アンケート調査実施時に文書とオンライン上で説明する。また本研究終了後もデータの保管は厳重に行い、情報の流出を防止する。

 

B.対象とする者に理解を求め、同意を得る方法

対象者各人に書面のみで説明したあとGoogleフォームを使用してアンケート調査での電磁的同意取得

 

C.この研究活動等によって生ずる個人の不利益及び名誉毀損並びに社会的貢献の予測

本研究によって個人に不利益が生じないよう最大限の配慮を行い、名誉毀損やプライ バシー侵害が発生しないよう、データは匿名化し厳重に管理する。謝礼は基本的に行わない。
一方、本研究はシフトワーカーの健康とウェルビーイングの向上に寄与し、社会的な貢献が期待される。

6.研究活動等の結果の公表予定

本研究結果に関しては、学術目的のために論文や学会で公表されることがある。

7.問い合わせの窓口

 星野耳鼻咽喉科 睡眠呼吸センター 院長 星野哲朗

 

診療時間
午前診療 8:45~12:00 月~土
午後診療 4:00~ 7:00 月~金

休診日:土曜午後・日祝祭日

※午後の窓口での受付は7時まで

※土曜は完全予約制とさせていただいております。

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